夫婦が離婚を決断するには、様々な理由があります。
妻に問題があるケースもあれば、夫に問題があるケースも当然ありますし、経済的な事情や、双方の家の問題でどうしても離婚せざるを得ないということもあるでしょう。
今回はそんな中から夫に問題があるケースに焦点を当ててみましょう。
どんな性格の男性と結婚すると離婚しやすいのか? 結局離婚をしてしまう男性とはどんな特徴があるのか?
結婚前にそんな男性を見抜くことはできるのか?
などを中心に調べてみました。
まずは一般的に離婚しやすい男性の特徴をつかんでおきましょう。
まずは不貞行為ですが、「浮気性の男性」が真っ先に思い浮かびます。
ただし浮気性に関しては判断が難しいところです。
仮に男性が結婚前に一度浮気をしたとします。
しかしこの時点で浮気性とは断定できません。
男性としては一生に一度の浮気が、たまたまそのタイミングだったかもしれませんし、もちろん恒常的に浮気を繰り返すタイプの男性かもしれません。
ここは男性の普段の素行で判断しましょう。
続いて経済問題。
結婚後の人生という長い時間を共に生きていくわけですから、経済観念は非常に大きな問題です。
経済観念に問題がある男性の特徴としては、まず「ギャンブルを止められない男性」ということが考えられます。
こと日本においてギャンブルがやめられないというのは大問題です。
ほとんどの地域にパチンコ店があることに加え、競艇、競輪、競馬にオートレースと多くの公営ギャンブルが存在するのが日本です。
どこに住んでいても簡単にギャンブルができるのが日本という国ですから、ここは十分注意したいところです。
ただし、「ギャンブル好き」と「ギャンブル狂」は違いますのでこちらも注意が必要。
毎週末馬券を買っているから「ギャンブル狂」ということにはなりません。
自分が自由にできる範囲でギャンブルを楽しんでいる人はただの「ギャンブル好き」ですから、自由にできるお金がなければギャンブルを止めることも難しくありません。
「ギャンブル狂」とは、借金をしようがなんだろうがギャンブルをしてしまうような人です。
結婚前に彼氏がギャンブル好きだと分かったら、まずは借金がないかどうかを確認しましょう。借金があるのにギャンブルをやっているようであれば非常に危険といえます。
ギャンブルではなくても、「お金遣いが荒い男性」も結婚後経済問題で苦労する可能性があります。
こちらもギャンブル好きな男性と同様、借金がどの程度あるのかで判断。
借金をしない範囲でお金を遣っているのであれば、お金遣いは荒いかもしれませんが、少なくとも自制心はあるので問題ないでしょう。借金をしてまでお金を遣っているような男性は危険です。
DVやモラルハラスメントなど、ハラスメントの問題での離婚を避けるのであれば、そういった言動を行う男性を避けるべきということになります。
こういった男性の特徴としては「自己中心的な男性」、「忍耐力のない男性」が考えられます。
自己中心的な男性は、そもそも相手の意見を聞いたり、相手のことを思いやったりすることが苦手です。
すべてにおいて自分の思い通りにならないと気が済まず、妻から正論で反論されれば、暴力なり無茶な理論で押し切ったりという行動に出ます。
「忍耐力のない男性」も同様です。
自分の思い通りに事が運ばないことに我慢ができないわけですから、当然DVやパワーハラスメントに繋がる可能性が高いといえます。
この手も忍耐力に問題のある男性は、精神年齢の低い男性とも言い換えることができますので、結婚前に「子どもっぽくてかわいい」などと思っている方は注意が必要かもしれません。
仕事が多忙で家にあまり帰ってくる時間がない、という男性には注意が必要です。
家庭では女性にとって、男手があると助かるシーンは多いものです。最近は男性も育休を取る時代です。
「亭主元気で留守がいい」という価値観を持つ女性は減少傾向にあります。
あまりにも多忙な職業の場合は、夫婦間での話し合い時間も少なく、いつのまにかすれ違ってしまい不仲となって離婚してしまうこともあります。
忙しい職種についている男性とは逆に、定職に就いていない、転職を繰り返す男性というのも問題があります。
良い関係の夫婦でいるためには、男性が仕事とプライベートのバランスが整っている職業に就いていることが重要です。
家の仕事はすべて妻のもの、と思いこんでしまっている男性がいます。
そういった男性の場合、共働きであっても家事を妻に悪意なく押し付けてしまうことがあります。
また、家事がどうしても苦手だという男性でも、女性に家事仕事の分担が偏ることがあるでしょう。
どうしても、女性は結婚後に仕事や家事が増えてしまうと「結婚しなかったほうが楽だった」と考えてしまいます。
一緒に暮らし始めた時に、努力する姿勢を見せない男性には注意が必要かもしれません。
うまく家庭を築きあげるには、夫側の家事能力も必要です。
最後に性格の不一致ですが、これはケースバイケースですので難しいところです。ひとつ共通して注意が必要なのが「マザコンの男性」。
これはマザコンを否定するわけではありません。自分を生んで一生懸育ててくれた母親を好きになるのは当然とも言えます。ただし、この手の男性と結婚をした場合、困るのが相手の実家との付き合い方です。
結婚後、妻の意見と夫の実家の意見が対立した場合、マザコンの男性は高確率で実家サイドにつきます。こうなると妻1人vs夫+夫の実家という構図になり、妻の意見は弱くなります。
こういった状況が続くと、やがて離婚ということに繋がる可能性は低くありません。マザコンであることは構わなくとも、いざとなった時には実家と対立してでも妻を守ってくれるような男性を選びましょう。
離婚をしたくないのであれば、離婚をしやすい男性と結婚をしないことが最善の対応策です。そこで結婚前からできる男性の行動チェックを、日ごろから行っておくのが重要になります。そんな方法を考えてみましょう。
まずは普段のデートでも見える男性の特徴が出やすい場面を考えてみましょう。デートでウインドウショッピングをしているときの、買い物の仕方に特徴が表れます。
例えばちょっと見かけたものを勢いで買ってしまうような男性は、「お金遣いが荒い男性」と考えることができます。例えば購入したのが洋服やカバンで、その後のデートでも頻繁に着たり、持っていたりすれば問題はありません。
しかし「あの時買った洋服を着ているところを見たことがない」なんてことになると危険です。
また、あなた自身が買い物をしているときに、やたらと「この服が良い」とか「このかばんにしなよ」と言ってくる男性もやや注意が必要です。
もちろん真剣に選んでくれている可能性もありますが、そもそも男性は女性にファッションに対して興味がない物。そこで自分の趣味を押し付けてくる男性は「自己中心的な男性」である可能性が高くなります。
また、そんな彼氏の意見に反した買い物をしたときに、明らかに不機嫌になるような男性はほぼ赤信号です。結婚したら好きな服を着る自由すらなくなる可能性がありますのでご注意ください。
買い物や食事のシーンで気づくポイントは他にもあり、例えばその店の店員さんに対する態度にも特徴は表れます。あまりにも気弱なようでも頼りないですが、やたらと高圧的な態度をとる男性も危険です。
この手の男性は、立場の強弱がハッキリしている場合、必要以上に強い態度をとる男性ということになりますので、結婚後DVやハラスメント問題を起こす可能性があります。
どんな場合でも悪いことは悪いと注意できるものの、高圧的な態度を取らないような、相手に敬意を持って当たれる男性を選ぶようにしましょう。
結婚前に「この男性は危ないかな?」と感じたら、ぜひ試していただきたい方法が3つあります。
これらの方法を試すことで、男性の特徴、特に離婚の危険度を感じることは十分に可能かと思います。
まず一つ目は、「ギャンブルの行われる日にデートをする」こと。
特にギャンブル好きな男性と交際している方に有効な方法です。ギャンブルの中でも競馬や競輪といった公営競技には、年に何度か大きなレースがあります。
ギャンブル好きにとってこういった大レースは燃えるもので、見逃したくないと思うのが一般的です。それぞれ注目度が高いレースがある開催日などに、デートに誘ってみましょう。
「その日は大きなレースがあるから夕方以降ならいいよ」などと言うようであれば、彼氏は貴女との時間よりもギャンブルを優先して考えています。高確率で「ギャンブル狂」と考えていいでしょう。
デートには来るものの、レース時間あたりにトイレに行って10分ほど帰ってこないなどと言う場合、彼氏はこっそりトイレでレースを観たり聞いたりしています。この程度であれば恐らく「ギャンブル好き」のレベルでしょうから、分かっていても気づいていないフリをして許してあげましょう。恐らく結婚を機にギャンブルとの向き合い方も変わってくると思います。
二つ目は、「相手の家族と会ってみる」こと。もちろん相手のご家族と外で食事でもいいのですが、彼氏と家族の関係性を見るには、実家にお邪魔するのがベストです。そもそも親に会わせたがらないような彼氏は、結婚に前向きでない可能性もありますので、それを確認するためにも相手の実家にお邪魔したいことを伝えるのはいい方法になります。
彼氏の実家で、彼氏とご家族の関係性をチェックする場合、一番の注目は「マザコン度」です。まだ結婚前に彼氏の実家に行く以上、貴女は「お客様」ということになります。そのお客様であるあなた以上に、自分の母親を持ち上げる、母親に気を遣うような男性はマザコンである可能性が高いといえます。
反対に、やたらと母親や父親に対して高圧的な態度をとる男性もオススメできません。そもそもお客様の前で、身内相手にマウンティングをするような男性は、ほぼ間違いなくDVをするタイプになります。両親とは言えど、最低限の敬意を持って接することができる、当たり前の男性を選びましょう。
三つ目は、「泊りがけの旅行をする」こと。
同棲をしていないカップルは24時間一緒に生活するケースはあまりないでしょう。それが疑似体験できるのが泊りがけの旅行です。
24時間一緒にいることで、男性と生活したらこうなるというケースは多くあるかと思いますので、その旅行を楽しめたかどうかで、男性の本性を見ることもできるでしょう。
また、男性が車の免許を持っているようであれば、車で旅行に行くとなおいいでしょう。車を運転しているときは、どうしても人間の本性が出ます。
自分より遅い車にイラつくようであれば自己中心的な人間ですし、渋滞でお互いイライラしているときに、貴女への気遣いよりも自分のイライラをぶつける行為を優先するような男性は危険といえるでしょう。結婚をするということは、その男性と何十年も一緒に生活していくということになります。誰も離婚を考えながら結婚をする人はいないはず。
まずは、結婚相手が結婚生活をともに送るのにふさわしい人かどうかを、結婚前に見極めましょう。
ただしここでポイントです。この見極めの方法を間違えないようにだけ気を付けてください。
ネット上のいろいろなサイトを見ると、例えば「男性は、女性の知り合いが多いと浮気をしやすい傾向にある」などと書いてありますが、そんなことはありません。
仕事の関係上どうしても女性の知り合いが多いという男性もいますし、なによりその男性が「良い人」であれば、男性女性問わずに友人が多くなるものです。むしろ浮気性の男性に女性の友人が少ないなんてケースも珍しくありません。
また、近年は減ってきているようですが、基本的な考え方が「男尊女卑」という男性についても同様です。
多くのサイトでは、この手の男性は女性を軽んじる傾向にあると書いていますが、これも正解ではありません。「男尊女卑」の考え方の持ち主は両脚単に別れますが、「男性の方が偉いんだから言うことを聞け」というハラスメントタイプと、「男性の方が強いんだから女性を守らなきゃいけない」という対応がいます。もちろん全社であれば最悪ですが、後者の場合、何よりも家庭を大切にする男性であり、むしろ結婚相手には最適となる可能性があります。
いずれにせよここで紹介したことも含め、ネットで仕入れた知識は「基本的な話」として消化し、あとは実際に自分の感覚を信じて男性を見極めるようにしてください。ポイントは「長く一緒に人生を歩いていけるかどうか」この一点です。
このポイントを中心にしっかりと男性の内面を見抜いて結婚相手を見つけましょう。