浮気調査は何も尾行や撮影ばかりではありません。
むしろのそれは最後の仕上げ。それ以前の下準備の方が地道で時間がかかります。
しかし難易度は高くありませんので、きっちり積み上げていきましょう。
まずチェックすべきはやはり携帯電話・スマホです。
なんだかんだ言って浮気相手との連絡手段の多くはこのスマホという人がほとんどです。
スマホには多くの情報が詰まっていると考えていいでしょう。
メールやLINEの履歴、通話記録などのチェックは必須です。
スマホから分かる情報は、まずは浮気相手の確定、そして浮気相手と会っていそうなタイミングの把握、今後会う予定など。
これらの情報が後の尾行や張り込みに活用できます。
スマホにロックがかかっているようであれば、うまいことパスコードを調べておきましょう。
夫婦でどこか出かけた時にでも、「充電切れちゃったから貸して?」とでも
言ってみましょう。頑なに拒否するようなら、「見られたら困るの?」と言えばOKです。
それでも貸してくれないようなら、ほぼ間違いなくクロである上に、
スマホに何かしら履歴が残っている証拠でしょう。
情報が詰まっているのはスマホだけではありません。
例えばクレジットカードの利用明細。
浮気がバレる原因となるため、浮気の時はカードは使わない人もいますが、
最近はペーパーレスということで、
利用明細はネット上でのみ確認する
ケースが増えています。
ネット上にしか利用明細が存在しないとなると、配偶者にもバレにくいことから、
浮気にカードを利用する人はそれなりにいるようです。
明細が封書で届く方は、いつ、どこで、
何に使っているかをチェック。
怪しい履歴があったら証拠として保管しましょう。
ネットにしか明細がないという方は、PCでチェックしてみてください。
ログインにはパスワードが必要ですが、自分のPCには記憶させている人が多いので、
プライベートなPCであればログインできる可能性は高いと言えます。
カードの明細以外ではシンプルにレシートチェックという方法もあります。
ちょっとした買い物のレシートは、お札と一緒に財布にねじ込んでしまうことがあります。
そんなレシートを調べてみましょう。
会社からも自宅からも遠いコンビニで、明らかに2人分の買い物をしているとか、ストレートに避妊具を購入しているとか、遠方のガソリンスタンドのレシートがあるとか、浮気を疑う証拠はたくさんあります。
怪しいレシートは回収せず、
カメラで撮影して元に戻しておきましょう。
人によってはレシートの存在を覚えていることもあります。
こうして下準備で地道に集めた情報から、
配偶者が浮気相手と、
いつどこで会う可能性が高いかを推測。
情報を集めるたび日記のように記録しておくと、
後でまとめてチェックするのが簡単になりますのでおすすめです。
個人で調査する場合は、移動にかかる交通費もありますし、
そもそも時間的な制約もありますので、
できるだけ尾行をする日は絞り込んでおきましょう。
調査を実行する日が決まったらいざ尾行です。
しかし
間違っても自分の車で行わないように。
大抵の人は
自宅にある車の車種と色、そしてナンバーは記憶しています。
同色の同車種を見かけたら自然とナンバーを確認してしまう人も少なくありません。
できるだけ目立たない車種のレンタカーを用意しましょう。
後は撮影機材も準備が必要です。
正直
一般家庭にあるレベルの一眼レフカメラでは、
まともな撮影はできないと
思ってください。対象にバレないほど離れた距離から、夜暗い中で、
対象の顔がハッキリ分かるレベルで撮影できるカメラは、
プロ仕様
(デジタル100倍ズーム程度のスペックが必要)のカメラになります。
なければ専門業者からレンタルする必要があります。
ちなみに撮影するのは車内からが鉄則です。
路上でそんなカメラを構えていたらさすがに目立ちますし、シャッター音が聞こえてしまう可能性があります。
だからこそレンタカーが必要なわけです。
素人には難しい浮気調査。
では探偵に依頼した場合はどうでしょう。
探偵はそもそも対象者に顔を認識されていません。
その分尾行の難易度は下がります。
調査に使用する車も対象者は知らないわけですからこの点でも当然有利です。
さらに探偵は尾行調査を2~3人のグル―プで行います。
これは対象を見失う可能性を想定しての対策ですので、
尾行失敗の可能性は大きく下がります。
また、
探偵調査員は、浮気調査で対象者が振り返るポイントを察知したり、周囲に溶け込むなど、独自のテクニックを用いて尾行します。
浮気調査の尾行テクニック
撮影機材も探偵にとっては仕事道具ですから抜かりはありません。
機材のレベルもその取扱いもお手の物です。
レンタカー代、カメラ代、失敗のリスクなどを考えると、調査料金を支払っても
探偵に調査依頼をしたほうが料金的にも時間的にも
プラスになる可能性が高いと言えます。
結論としてはやはり
浮気調査は探偵に任せることとなります。
ただし、探偵に依頼するにしても、上記の下準備は同様に行いましょう。
探偵が調査するといっても、事前情報が多いにこしたことはありません。
情報が多い方が調査に時間もかかりませんし、成功確率は大きく上がります。
そう考えると浮気の調査は、依頼者と探偵の共同作業と言えるかもしれません。
探偵に依頼するにも、個人で調査を行うにしても、まずは入念な下準備を。
依頼するかどうかは下準備の結果を見てから考えてもいいかもしれませんが、
120%の自信がない限り探偵を利用することをおすすめします。