盗聴器発見業者を選ぶポイントは?危険な業者に騙されないために知っておくこと

探偵/興信所依頼の参考書
盗聴器発見業者を選ぶ際のポイントをご紹介します。
悪質で危険な業者に間違っても依頼しないためにも、選ぶポイントをしっかり確認してください。
悪質な盗聴器発見業者の見分け方、悪徳業者はどう見分ける?
  • 「自分が盗聴されているかもしれない」
  • 「盗聴器が仕掛けられているかもしれず不安」
  • 「新居に引越したけど、盗聴器があるかもしれない」
など、盗聴に関する不安は数え上げたらキリがありません。

そんな不安を持つ人が多くいることもあり、数多くの盗聴器発見業者が存在します。

しかし、残念ながらすべての盗聴器発見業者が、
誠実でまじめな優良業者ということではないのが事実。

世の中には一定数の怪しい業者が存在します。
まずはそんな怪しい業者に騙されないように、悪質業者の見抜き方を覚えておきましょう。

悪質な盗聴器発見業者を見抜く最初の方法

盗聴器にはいくつかの種類が存在します。
それに合わせて、盗聴器発見の方法もいくつかの種類が存在します。

もちろん方法によって使用する機材も変わってくるため、盗聴器発見業者はある程度の機材が必要となります。

盗聴器の種類として代表的なものは、無線式と録音式になります。

無線式は収集した音声を電波で飛ばし、半径100~200mの地点で傍聴する形式のもの

近年はこの形式のものが中心であり、多くの盗聴器発見業者も、まずはこのタイプの盗聴器を発見するための機材を用意しています。

一方録音式の盗聴器は電波を利用せず、盗聴した音声データを本体に録音します

当然盗聴内容を聞くためには盗聴器を回収する必要があり、仕掛けることができるのは定期的にその部屋に出入りできる人間ということになります。

この録音タイプは電波を出していませんので、最新機材を利用してもなかなか発見がしづらいという特徴があります

盗聴器発見業者はこれらの盗聴器を発見することを生業としています。

そうである以上、これらの盗聴器を発見することができるだけの機材を揃えていることが最低条件となります。

しかし、悪質な業者の中には、インターネットで一般人でも簡単に購入できるような、安価な機材をひとつ持って、さもプロであるような顔をしている業者も少なくありません。

悪質な業者か優良な業者かを見抜くには、まずどのような機材を使用するのかを確認することが重要です。

簡単に判別できる盗聴器発見機材の質

とはいえ、盗聴器発見の知識がない一般人にとって、機材を見て悪質な業者か優良な業者かを判別するのは難しいといえます。

そこでここでは簡単な知識だけお伝えしておきましょう。
まず必ず確認しておきたいのが、「スペアナ」の有無です。

「スペアナ」とは「スペクトラムアナライザー」の略で、周波数と電力、電圧を検知し盗聴器を発見する機材になります。

基本的にこのスペアナは高価なもので、安くても10万円台、高価なものでは100万円を超えるものもあります。

悪質な業者はこのスペアナを用意するほど機材に投資をすることはありませんので、まずはこのスペアナを盗聴器発見のために持ってくるのかどうかを確認してみましょう。

続いてチェックしたいのが「広帯域受信機」
こちらはレベルが様々あり、現状ベストを求めるのであれば「AR6000」というモデルですが、「AR5000」でも十分信頼できるレベルといえます。

ただし「AR8200Mk3」レベルしか持っていないとなると多少疑わしいところ

ちなみにこれらのモデルを購入しようとすると、AR6000で70万円前後、AR5000で30~40万円、AR8200Mk3で5万円前後

これだけを見ても性能の差を感じていただけるのではないでしょうか?
盗聴器発見業者を見つけて調査を依頼する前に、これらの機材について聞いてみましょう。

悪質な業者は簡単に騙せる依頼者をターゲットとしています。

依頼前に「AR5000」や「スペアナ」という単語を知っているというだけで、料金をだまし取ろうとはしないでしょう。


悪質業者もいろいろ

盗聴器発見に使用する機材を確認することで、かなりの確率で悪質業者に当たることを避けることはできると思われますが、悪質な業者というのはそれだけではないのが困ったところ。

ここではさらなる悪質業者について知っておきましょう。

上で示したような調査機材のチェックでもひるまない悪質業者は、「スペアナもどき」ともいえる機材や、見た目だけそれっぽい機材を持って調査にやってきます

そして盗聴器を探しているようなフリをして、自分たちで持ってきた盗聴器を取り出し、盗聴器を発見したと報告をするような業者も。

こうした業者はどうやって対応すればいいのでしょう?

大事なのはやはり調査依頼前の交渉ということになります。

この場で調査の際警察官を立ち会わせてもいいかと聞いてみましょう。

悪質な業者は自分たちがやっていることが犯罪、もしくは犯罪スレスレであることを自分たちで理解しています。

「警察官」という単語には敏感ですので、この一言で調査を断念するうことが多々あります。

これは警察官に立ち会ってもらう約束がなくても有効。
要はカマをかけるということです。

特に女性の一人暮らしなどの場合、「業者とはいえ知らない男性を家に上げるのは怖いので、近所の交番に相談したら立ち会っていただけるとのことです」と言えばOK。

後ろめたい業者はこれで撃退できるでしょう。

盗聴器発見業者のチェック方法

考え始めるとすべての盗聴器発見業者を怪しく感じてしまいそうですが、きちんと探せば優良業者も多数存在していますのでご安心を。

そんな業者の見つけ方について考えてみましょう。

まずは採算触れていますが、大事なのは調査前の依頼時の話し合いです。
ここで前に触れたように、どのような機材で調査を行うのかを確認すると同時に、料金についてきっちり話し合っておきましょう。

調査にかかる時間、人員、費用などを細かく確認し、その内容が契約書にきちんと記されているかどうかをチェックします。

この時特に注目したいのが、まずはスタッフの対応です。
調査機材について細かく聞いたり、費用や人員について細かく確認する客というのは、調査業者によって「面倒くさい客」であることは間違いいありません。

そんな面倒な客に対しても、真摯に、誠実に対応するスタッフがいる業者は信用できる業者と考えていいでしょう。

さらにチェックすべきは料金のシステムです。

悪質な業者は、調査費用自体は安めに設定し、その代わりに盗聴器を発見したときは「成功報酬」「追加料金」として高額な費用を請求することがあります。

これは上で触れた、「自分たちで持ってきた盗聴器を、さも発見したかのように報告する業者」に多く見られる傾向です

この手の料金プランを提示されたら疑ってかかるのが吉。できれば他の業者にも相談して、見積書を比較してみましょう。

盗聴器も年々進化をしています。一般人が安価で購入できるような発見器では、見つけることは難しくなっています

やはり自力で発見するには限界がありますので、本当に盗聴器を仕掛けられた疑いがあるのであれば、やはり本職の業者に依頼すべきでしょう。

そんな時にはここで触れたチェックポイントを振り返りながら、できれば複数の業者に見積もりを出してもらって、その中からもっとも信頼できる業者に依頼しましょう。
関連する記事
探偵浮気結婚調査浮気調査離婚盗聴器
Coryright© 探偵依頼の参考書 right reserved.